こんにちは、すまらぼです！

最近、「宇宙がどんどん加速して膨張している」って話、聞いたことありますか？え、膨張するのは年末の体重だけで十分？いやいや、宇宙規模で太ってきてるのは今、もっともホットな天文学トピックのひとつなんです。

でも「宇宙が膨張しているのはわかるとして、なんで加速してるの？」とか、「そもそもダークエネルギーって何者？」と疑問を抱く方、多いんじゃないでしょうか。宇宙は静かに広がっているどころか、アクセル全開でぶっ飛んでる状態。そこには、まだ誰も正体を知らない“見えない何か”が潜んでいるんです。

この記事では、そのモヤモヤを晴らすべく、「宇宙膨張が加速している原因とダークエネルギーの正体」について、できるだけわかりやすく、でも本質を逃さず、しっかり解説していきます。

そこで今回は、「宇宙膨張が加速している原因を徹底解説！ダークエネルギーの謎に迫る」について解説していきます。

宇宙膨張が加速する理由とは？ダークエネルギーの正体に迫る

宇宙膨張の発見と加速の背景とは？

宇宙が膨張しているという事実、これは1929年に天文学者エドウィン・ハッブルによって発見されました。彼は遠くの銀河ほど地球から遠ざかっていること、つまり「赤方偏移（せきほうへんい）」という現象が起きていることを観測し、宇宙は静止しておらず、膨らんでいることを証明したのです。

ところが時は流れ1998年。なんと「宇宙の膨張速度は減速しているどころか、むしろ加速している！」という衝撃の発見がありました。これは超新星の観測によって明らかになったもので、まるで宇宙がジェットエンジンでも搭載したかのような勢いで膨張を加速させているのです。

この加速の原因として登場したのが「ダークエネルギー（暗黒エネルギー）」。名前からして厨二病感ただようこの存在、今なお正体不明のまま天文学者たちの頭を悩ませています。

宇宙の拡大が加速しているという事実は、単なる天文学上の小話ではありません。これは私たちが住む“宇宙の運命”を左右する一大事。ここでは、加速の仕組みと、そこに関与するダークエネルギーについて掘り下げます。

通常の物理法則では、物質には重力があるため、膨張は徐々に減速するはずです。ところが、観測結果は逆。つまり、膨張を“加速させる力”が働いているということになります。

その犯人こそが「ダークエネルギー」。重力とは逆方向に作用し、空間を押し広げるこの力が、宇宙全体をブワーッと膨張させているのです。

現時点では、「ダークエネルギー＝宇宙の真空に存在するエネルギー」説が有力です。アインシュタインの「宇宙定数」もここにつながりますが、それだけでは説明できない観測結果も多く、まだまだ謎だらけ。

最新の理論では、「量子揺らぎが空間にエネルギーを与えている」とか、「未知のスカラー場が働いている」とか、もう聞くだけで頭がパンクしそうな説が並びます。でも要するに、宇宙は“何もないように見えて、実はパンパンに詰まってる”ということなのです。

宇宙は「ダークエネルギー」「ダークマター」「通常の物質」の3つで成り立っていると言われています。ここで、それぞれの違いを整理してみましょう。

構成要素	全宇宙に占める割合	特徴	観測可能か
ダークエネルギー	約68%	空間を膨張させる、正体不明	不可（間接的に推定）
ダークマター	約27%	重力で銀河をまとめるが光を発しない	不可（重力で推定）
通常物質	約5%	星や惑星、私たちを構成する物質	可能（直接観測）