【ドル円分析】5月22日22時更新:戻り売りに押される展開、144円は重く143円攻防へ
こんばんは、すまらぼです!
いつもご覧いただきありがとうございます。
いやあ……今日は本当にやられました。17時頃までは「これは143円割れで決まりだろう」と確信していたんです。完璧に。もう自信満々。
ところが1時間後、チャートはまさかの反発。
……相場って、ほんとうに思い通りにいかないものですね。
というわけで今夜もまいります、ドル円分析21時時点→記事投稿22時のすまらぼナイトセッション!
相場は生き物。今日の動きも、少しでも明日につながるヒントになりますように。
それではいってみましょう!
朝方には144円台へ買い戻される場面もありましたが、結果的には一日を通して上値の重さが際立つ展開でした。
米長期金利がじわりと上昇する中でも、ドル買いの勢いは鈍く、リスク回避による円買いの流れが優勢。相場は再び143円台前半の水準に押し戻されています。
■ 今日の相場:144円台は幻、戻り売りの圧力じわり
東京時間は、朝方に一時144.38円まで上昇するも、それをピークにジリ安。
仲値も143.36円と前日より円高水準となり、以後は売りが売りを呼ぶ展開に。
日銀・野口審議委員の発言(国債買い入れ縮小は当然)も話題となったが、反応は限定的でした。
欧州時間にかけては、143.10円付近まで水準を切り下げる場面も。
夕方から18時にかけては一時的な買い戻しもありましたが、143円台後半では戻り売りが意識され、143.60円台での頭打ち感が強まります。
NY時間序盤では再び下落圧力が強まり、143.35円台まで値を落とす展開に。
米金利の上昇にも関わらず、ドルの上値は抑えられ、「買いづらさ」が目立つ夜の相場でした。
全体としては、「144円台では戻り売り」「143円前半では買い支え」──そんな攻防が一日を通して続いた印象です。
■ テクニカルチェック
現在の価格帯:143.30円前後
ここは下降トレンド中の戻りの上限ゾーンに位置しており、短期の反発も重くなりやすいエリアです。
レジスタンスライン(上値抵抗)
価格帯 | 解説 |
---|---|
144.30〜144.50円 | 直近の戻り高値、売り圧が強まったゾーン |
145.30円 | 下降トレンドの起点となった節目 |
146.00円 | 意識されやすい節目ライン |
サポートライン(下値支持)
価格帯 | 解説 |
---|---|
142.80円 | 5月22日未明の安値。短期的な反発起点 |
142.00〜142.20円 | 4月下旬からのサポート帯 |
140.25円 | 4月後半の最安値。心理的節目にも |
▼ 今後の予測シナリオ
シナリオ①:底打ち反発 → 戻り試し
- 142.80円がサポートとして機能
- 米金利が下げ渋ればドル買い戻しへ
- ターゲット:144.50円 → 145.30円
シナリオ②:戻り売り優勢 → 再下落
- 144円台は戻り売り圧力が強い
- 再び143円を割れると下落加速の可能性
- ターゲット:142.00円 → 140円台前半
■ 今後の注目イベント
- 5月22日 8:30 日本・全国CPI(4月)(予想 3.6%、コア3.5%、コアコア3.0%)
- 5月22日 23:00 米・新築住宅販売件数(4月)(予想 年率69.0万件/前回 72.4万件)
明朝の日本CPIは、日銀の政策修正観測に影響する可能性があるため要注目です。
またNY時間には、米住宅指標も控えており、143円台を維持できるかどうかを見極める材料となるでしょう。
■ すまらぼ予想レンジ(2025年5月23日)
区分 | 価格帯 | 解説 |
---|---|---|
🔺 上限 | 144.50円 | 直近の戻り高値付近。戻り売りが意識される |
🔻 下限 | 142.20円 | 直近のサポート帯。下抜けると一段安も |
⚖ 中間帯 | 143.30円 | 現在の価格帯であり、短期的な攻防ゾーン |
■ すまらぼのひとこと
日足ではまだ下向きの流れ。ただ、短期的な反発にも警戒が必要な位置にいます。
143円台での動きが、次のトレンドのヒントをくれそうです。
無理せず、焦らず、落ち着いて。ではまた明日お会いしましょう。
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