【ドル円分析】5月30日21時更新:144円台は維持も、警戒感強く上値は限定的
こんばんは、すまらぼです!
本日は諸事情により21時投稿します!21時半よりアメリカの経済指標が続きます。深夜にはトランプ大統領よる記者会見もあり、目が離せません。
というわけで今夜もやります、ドル円分析20時時点→記事投稿21時のすまらぼナイトセッション!
あくまで個人の視点ですが、「あ、そう見るのか」くらいの気づきになれば嬉しいです。
ではさっそく、いってみましょう!
東京時間は円高優勢でスタート。前日のNY市場で進んだドル売りの流れを引き継ぎ、序盤から144円を割り込む展開となりました。
その後、欧州勢の参入を機にドル買いがやや強まりましたが、144円台前半では戻り売りに押される形で、相場全体に上値の重さが残っています。
市場は、米国の通商政策やトランプ氏の発言を警戒し、神経質な動きが続いています。
■ 今日のドル円相場:欧州時間に持ち直すも、警戒感で再び143円台へ
東京時間は、前日のドル売りの流れを引き継ぎ円高基調でスタート。仲値も前日比で2円以上の円高水準となり、日経平均も軟調。インフレ指標(東京都区部コアCPI)の強さもあって、ドル円は一時143.44円台まで下落しました。
その後はやや下げ渋ったものの、144円を明確に回復するには至らず、143円後半での神経質な動きに。
欧州時間に入ると、海外勢の買いも入り、ドル円は144.14円台まで回復。ただし戻り売り圧力も強く、144円台前半では上値を重くする展開となりました。
市場は、米関税措置を巡る不透明感や、深夜に控えるトランプ氏の記者会見への警戒感から、買いが続きにくいムード。
トランプ氏の発言次第では、大きく振れるリスクもあり、ここからは神経質な展開が予想されます。
全体としては、欧州時間に持ち直したものの、終盤にかけて再び売りが優勢。市場は依然として慎重姿勢を崩していません。
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■ ドル円テクニカルチェック
現在の価格帯:143.90円前後
ここは直近レンジの中間帯に位置しており、上下どちらにも抜けきれない状態です。
☑レジスタンスラインやサポートラインについてはこちらの記事で詳しく解説しています
レジスタンスライン(上値抵抗)
価格帯 | 解説 |
---|---|
146.10円 | 5月前半の戻り高値。売り圧力が強まる可能性あり |
144.70円 | 直近の高値で、複数回反発されている水準 |
サポートライン(下値支持)
価格帯 | 解説 |
---|---|
143.20円 | 直近の押し目買いが入ったライン。何度も反発 |
142.00円 | 5月中旬の安値ゾーンで、心理的な節目でもある |
▼ 今後の予測シナリオ
シナリオ①:レンジ継続で上下往来
- 143.20〜144.70円のレンジ内を継続中
- 方向感が出にくい展開が継続
- トレード戦略:レンジ内逆張りが有効
シナリオ②:下抜けによる下落トレンド再開
- 143.20円を明確に割ると弱気シグナル
- 142.00円台を目指す展開に
- 戻り売り戦略が有効になる可能性
■ 今後のドル円注目イベント
- 5月30日 21:30 米・4月PCEコアデフレーター(前年比)(予想 2.6%/前回 2.6%)
- 5月30日 23:00 米・5月ミシガン大学消費者態度指数・確報値(予想 51.0/前回 50.8)
- 6月2日 23:00 米・5月ISM製造業景況指数(予想 -/前回 48.7)
まず最注目は、FRBが政策判断で重視するPCEコアデフレーター(前年比)。前回と同じ2.6%が予想されていますが、もし下振れすれば利下げ期待が強まりドル売り、逆に上振れならドル買いが加速する可能性があります。
さらに同日のミシガン大学消費者態度指数(確報値)は、インフレ期待や消費者心理の変化に注目。前回50.8からの微増が見込まれていますが、結果次第ではドルに敏感な反応が出るでしょう。
週明け6月2日のISM製造業景況指数も見逃せません。前回は節目となる50を下回る48.7で、景気後退懸念が残る中での結果に注目が集まります。上振れすればドル買い、下振れなら再びリスク回避の流れとなる可能性があります。
■ すまらぼドル円予想レンジ(2025年6月2日)
区分 | 価格帯 | 解説 |
---|---|---|
🔺 上限 | 144.70円 | レンジ上限であり、強いレジスタンスラインとして意識されやすい |
🔻 下限 | 143.20円 | 何度も下げ止まっている重要なサポートゾーン |
⚖ 中間帯 | 143.90円 | 現在の価格帯であり、レンジ中央で方向感の乏しい状態 |
■ すまらぼのひとこと
方向感に欠ける展開が続いていますが、143.20円を割れるかがポイント。
今夜の米経済指標や要人発言で、大きく動く可能性も。
無理せず慎重に。リスクを抑えて、また明日もお会いしましょう!
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