【ドル円分析】5月28日22時更新:FOMC議事要旨控え、じわじわ上昇も慎重姿勢
こんばんは、すまらぼです!
最近、なんだか空気が重たい気がしません? 湿度も上がってきて、「あ、そろそろ梅雨かな」って身体の方が先に気づいてる気がします。
相場も同じ。音もなく近づく変化って、気づいたときにはもう遅いことがあるんです。
というわけで今夜もいきます、ドル円分析21時時点→記事投稿22時のすまらぼナイトセッション!
個人の見方に過ぎませんが、ほんの少しでも視点のヒントになれば幸いです。
それでは、いってみましょう!
本日のドル円は、144円台を軸にじわじわとした展開となりました。
東京時間には一時144.77円まで上昇する場面も見られましたが、その後は国債入札結果の弱さを受けて反落。
欧州時間では調整売りが入るも下値は堅く、NY時間に入ってからは再びじわじわと上昇する展開です。
■ 今日のドル円相場:国債入札と調整売りが上値を抑制
東京時間は、朝方に前日の上昇の反動で利確売りが入り、144円台前半まで押し込まれる場面もありました。
しかし、その後は米長期金利の上昇を背景に買いが入り、正午前には一時144.77円の本日高値を記録。
ただ、12:35に発表された40年物国債の応札倍率が2.21倍と前回よりも弱く、そこから再び144.3円付近まで反落しました。
欧州時間に入ってからは、戻り売りに押される形で143円台後半まで軟化する場面もありましたが、再び144円台を回復。
「ドルに調整売りが出ているが、下値も固い」といった神経質な値動きが続いています。
NY時間はじわじわと買い戻しの流れ。21時以降には144.4円台まで上昇し、FOMC議事要旨(27時発表)を前に様子見ながらもドル買い圧力が残る印象です。
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■ ドル円テクニカルチェック
現在の価格帯:144.35円前後
200MA(1時間足)をやや上回る水準で推移中。ここ数日はレンジ圏(143.70〜144.80円)でのもみ合いが続いています。
☑レジスタンスラインやサポートラインについてはこちらの記事で詳しく解説しています
レジスタンスライン(上値抵抗)
価格帯 | 解説 |
---|---|
144.80円 | 短期レンジ上限であり、直近高値 |
145.50円 | 過去のレジサポ転換ゾーン |
146.30円 | 200MA上抜け後のターゲット水準 |
サポートライン(下値支持)
価格帯 | 解説 |
---|---|
143.70円 | 200MA(1時間足)のすぐ下、現状の押し安値ゾーン |
142.80円 | 5月初旬の反発起点 |
141.20円 | 4月下旬の下値支持帯 |
▼ 今後の予測シナリオ
シナリオ①:FOMC議事要旨がタカ派 → 上昇シナリオ
- インフレ警戒や利下げ慎重姿勢が強調されればドル買いに
- 144.80円を上抜け → 145.50円 → 146.30円突破も
- 米金利上昇が後押しする形
シナリオ②:FOMC議事要旨がハト派 → 下落シナリオ
- 年内利下げの議論が多ければドル売り優勢に
- 143.70円割れ → 142.80円 → 141円台突入の展開も
- FOMC発表直後はノイズに要注意、方向感は発表後30分以降に出やすい
■ 今後のドル円注目イベント
- 5月28日 27:00 米・FOMC議事要旨
- 5月29日 8:50 日本・対外対内証券売買契約等の状況
- 5月29日 21:30 米・1-3月期GDP改定値、個人消費、コアPCE、失業保険申請件数
- 5月29日 23:00 米・4月住宅販売保留指数
今夜のFOMC議事要旨は、インフレ圧力や利下げ時期に関する言及があるかどうかが焦点。
翌29日の21:30には米GDP改定値や個人消費、失業保険統計が集中しており、週後半にかけて相場が再び動き出す可能性があります。
■ すまらぼドル円予想レンジ(2025年5月28日)
区分 | 価格帯 | 解説 |
---|---|---|
🔺 上限 | 145.50円 | 戻り高値ゾーン。FOMCの結果次第では一気に試しにくる可能性 |
🔻 下限 | 143.70円 | 200MA(1時間足)下抜けの警戒ゾーン。割れると下落加速のリスクあり |
⚖ 中間帯 | 144.60円 | 現在の価格帯。イベント前の静けさが漂うレンジ中腹 |
■ すまらぼのひとこと
深夜27時(日本時間)に発表されるFOMC議事要旨。
利下げ観測の行方次第では、ドル円が一気に目を覚ます可能性があります。
ノイズに振り回されず、冷静な目で「本流」を見極めたいですね。
それでは、また明日お会いしましょう。静かな夜に嵐の前兆あり。
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