【ドル円分析】6月3日22時更新:下落トレンドの中で反発局面入り?短期買いバイアス強まる
こんばんは、すまらぼです!
今夜もやります、ドル円分析21時時点→記事投稿22時のすまらぼナイトセッション!
あくまで個人の視点ですが、「あ、そう見るのか」くらいの気づきになれば嬉しいです。
ではさっそく、いってみましょう!
今日のドル円は、東京時間にいったん143円台まで戻す場面があったものの、その後は再び下押しされるなど、方向感に欠ける神経質な展開が続いています。
欧州時間には米10年債利回りの低下を受けて142円台後半まで軟化。しかし、そこからは下げ渋りの様相も見られ、NY時間では再び143円台へ。
注目はこのあと、本格参入してくるNY勢の動き。再び買いが入るか、それとも利食いに押されるか、分岐点の夜です。
■ 今日のドル円相場:神経質なレンジ展開、143円が攻防ライン
東京時間は、朝方こそ前日の流れを引き継いで円高基調が続きましたが、日銀・植田総裁の発言や国債入札の堅調な結果が意識されて、午前後半からじわじわとドル買い優勢に。
一時143.25円まで買われる場面もありましたが、日経平均の伸び悩みなども重なり、午後には再び142円台へ押し戻されました。
欧州時間に入ると、米長期金利の低下を背景にドル円は再び軟化。142.60円台までの下押しが見られましたが、ドル自体の底堅さもあり、下げは限定的。
18時〜20時の時間帯では142円台後半からじわじわと持ち直し、20時には143円台を回復する展開に。
NY時間序盤では、方向感に乏しいながらも143円台をキープ。21時時点では143.07円前後で推移しており、目先のレンジは143.15円〜142.60円といったところ。
全体としては、米金利動向と株式市場をにらみつつの慎重な様子見ムードが広がっており、次のトリガーを待っている印象です。
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■ ドル円チャート・テクニカル分析
【日足チャート】
- 移動平均線(75MA・200MA):日足では75MA・200MAともに下向き。地合いは完全に下降トレンド。
- MACD:下向き継続。ただし下落の勢いはやや鈍化。
- RSI:日足で44付近。売られすぎゾーンから自律反発の兆候。
- ボリンジャーバンド:バンド下限に沿った下落が続いていたが、足元ではヒゲをつけて下げ渋り。
【4時間足チャート】
- 移動平均線(75MA・200MA):ゴールデンクロスの兆し、短期的には反発気配。
- MACD:シグナルラインに接近中。反転の兆しあり。
- RSI:4時間足で50手前。中立圏だが下げ止まりの可能性。
- ボリンジャーバンド:下限から中央線に向かって戻す動き。
【1時間足チャート】
- 移動平均線(75MA・200MA):1時間足ではローソク足が75MAを試す展開。反発局面入りの兆候。
- MACD:シグナルを上抜け。短期上昇トレンド入りか。
- RSI:1時間足で55前後。やや上昇優勢。
- ボリンジャーバンド:中央線付近を上抜けつつあり、+1σへの拡大を目指す動き。
【15分足チャート】
※15分足のチャート画像は保存し忘れていたので22時30分現在の物です。。。
- 移動平均線(75MA・200MA):15分足ではゴールデンクロス気味。短期的な上昇優勢。
- MACD:ゼロラインを上抜けており、勢い強め。
- RSI:15分足で60前後。やや買われすぎ感もあるが強含み。
- ボリンジャーバンド:+1σ〜+2σ付近を維持。短期上昇トレンド中。
■ 総評まとめ
- 移動平均線(75MA・200MA):日足では下降トレンド継続。ただし短期足(1時間・15分)は上向きに転換しつつある。
- MACD:日足では弱含みも、短期足では反発兆候が明確に出ている。
- RSI:売られすぎ水準から反発傾向。特に日足RSIは底打ち感あり。
- ボリンジャーバンド:日足ではバンド下限から反発。短期足では+1σ付近で推移し、短期反転を裏付ける動き。
■ ドル円判定スコアとトレンドバイアス
以下は各テクニカル指標をもとに、現在の「ドル円の買い・売りバイアス」を5段階評価したものです。
指標 | スコア(★5段階) |
---|---|
移動平均線 | ⭐️⭐️ |
MACD | ⭐️⭐️⭐️ |
RSI | ⭐️⭐️⭐️ |
ボリンジャーバンド | ⭐️⭐️⭐️ |
総合判定:下落トレンド内での反発局面(短期は買い優勢)
【星の数の説明】
- ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️:買いシグナルが非常に強い
- ⭐️⭐️⭐️⭐️:買いシグナルが強め
- ⭐️⭐️⭐️:中立(様子見)
- ⭐️⭐️:売りシグナルが強め
- ⭐️:売りシグナルが非常に強い
■ ドル円上昇・下落の確率予測
テクニカル指標を総合的に判断した結果、
- 上昇する可能性:約60%
- 下落する可能性:約40%
この確率は以下のポイントをもとに算出しています:
- 短期足で反発兆候が強まっている
- RSIが売られすぎ水準から回復している
- ただし、日足では下落トレンドが継続しており油断は禁物
※今夜の米経済指標や要人発言によって変動リスクあり。ポジション管理に注意。
■ 明日のドル円予想と根拠
明日(6月4日)は短期的な上昇を予想します。
根拠は以下の通りです:
- 短期足でMACD・移動平均線が上向きに反転している
- 日足RSIが反発し、バンド下限での下げ止まりを示唆している
- 重要サポート(142.50円)付近での自律反発が期待される
■ ドル円予想レンジ・重要ライン
項目 | 価格帯 |
---|---|
予想レンジ | 142.50円〜143.80円 |
サポートライン | 142.50円 / 142.20円 |
レジスタンスライン | 143.80円 / 144.10円 |
■ 今後のドル円主な注目イベント
- 6月4日 21:15 米・5月ADP雇用統計(前月比)(予想 11.0万人/前回 6.2万人)
- 6月4日 23:00 米・5月ISM非製造業景況指数(総合)(予想 52.0/前回 51.6)
- 6月4日 27:00 米・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
ADP雇用統計は、金曜日の米雇用統計を占う先行指標として注目されており、予想を上回る内容となればドル買い材料となる可能性があります。
ISM非製造業景況指数もサービス業の景況感を示す重要指標で、節目の50を上回っているかに注目です。
深夜に公表されるベージュブックは、米連邦準備制度(FRB)の金融政策判断にも影響を与える可能性があるため、内容次第で市場の反応が強まる場面も考えられます。
■ すまらぼのひとこと
下降トレンドの中にあっても、相場は息継ぎをします。
今はまさにその息継ぎタイミング。反発に乗るのか、様子を見るのか──
どちらを選ぶにしても、冷静な判断を忘れずに。
また明日もお会いしましょう。良い夜を!
■ 過去のドル円分析
- 【ドル円分析】2025年6月第1週:戻り売り優勢?上値の重い展開に注意
- 【ドル円分析】6月2日22時更新:MACDもRSIも売りシグナル点灯、ドル円142円台に沈む
- 【ドル円分析】5月30日21時更新:144円台は維持も、警戒感強く上値は限定的
- 【ドル円分析】5月29日22時更新:東京時間の強さから欧州時間の失速、145円台の攻防が続く
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